センターの活動について

センターの活動について、ご紹介させていただきます。

静岡市里親家庭支援センターの三本柱

静岡市里親家庭支援センターは、

1.<里親制度の啓発>
2.<養育力向上のための研修>
3.<養育に関する相談・支援>

を三本の柱に、関係機関・団体と連携を図りつつ、里親支援を推進しています。

三本柱の重要性

里親の数を増やすことは当然ですが、里親に委託される子どもは、様々な形での育てづらさが現れることが多く、里親認定に係る丁寧な説明と適合したマッチングに配慮した調整や養育技術の向上のための研修が欠かせないうえ、里親が抱える養育上の不安や悩みを気軽に相談できる体制や里親を孤立させないための里親同士の相互交流など、きめ細かな里親支援の仕組が求められます。
しかも、これら3本柱の事業は、どれかを行えばよいというものではなく、3本柱の事業をセットとして行うことが重要で、そのためには、一の支援機関がこれら業務を一貫して担当することが望まれます。幸い、当センターでは、平成25年4月に市から里親支援事業を全面委託されたことにより、それを実現しています。

1.啓発

○出前講座

依頼先の会場に、里親が出向き、体験談等の講演

開催例

  • 大学・短期大学等
    常葉大学短期大学部保育科、静岡大学人文社会科学部、静岡県立短期大学部子ども学科
  • 静岡市民生委員児童委員協議会
    葵区民生委員児童委員研修会、駿河区民生委員児童委員研修会、清水区民生委員児童委員研修会
  • 葵区・駿河区生涯学習センター、清水区生涯学習交流館

○里親制度説明会

  • 里親に関心があり、里親制度について詳しく聞きたい市民を対象に、区ごとに説明会を開催

○一日里親体験会

  • 児童養護施設入所児童(幼児)と里親希望者がペアになり、みかん狩りなどをしながら一日里親体験する

○静岡市広報紙「静岡気分」への特集記事掲載

  • 里親募集の特集記事を掲載

○里親月間記念講演会

  • 10月の里親月間に合わせて、一般市民向けに里親啓発講演会を開催

○なでしこ通信の発行

  • 里親及び関係者に、当センターや里親会の行事や活動の報告、里親の声などを掲載した「なでしこ通信」を年4回発行

○ホームページの運営

  • 里親支援に関する各種情報をタイムリーに発信する。

○里親認定登録に関すること

  • 初期面接⇒訪問調査⇒児童処遇審査部会への同席まで、里親認定登録に係る事務補助を一貫して担当

○里親に関する相談対応

  • 「里親ってなーに?」、「里親になりたいけど」、「養子縁組したい」などの質問や相談に丁寧に対応

2.研修

1)里親研修

○養育里親研修

①新規登録研修 ・・・ 養育里親を希望する者を対象
  • 基礎研修
  • 登録前研修
②更新研修 ・・・ 養育里親であって登録更新(5年ごと)を希望する者

○専門里親研修

①新規登録前研修 ・・・ 専門里親を希望する者を対象
②更新研修 ・・・ 専門里親であって登録更新(2年ごと)を希望する者

○養子縁組里親研修

①新規登録研修 ・・・ 養子縁組里親を希望する者を対象
  • 基礎研修
  • 登録前研修
②更新研修 ・・・ 養子縁組里親であって登録更新(5年ごと)を希望する者

2)里親トレーニング事業

○未委託里親のためのフォローアップ研修

①里親宅への訪問
②春日保育園等保育参加
③小学生と遊ぼう
④「子どものいる暮らしシュミレーション」研修
⑤保健センター見学
⑥里親養育体験談
⑦プレ・レスパイト・ケアを利用した養育体験
⑧レスパイト・ケアを利用した養育体験
⑨里親宅における実習
⑩静岡乳児院ボランティア体験

○里親スタート研修

里子の受託前に、グループワークを通じて「自分を知る」「親の役割とは」「子どもとのかかわり」等について学ぶ。
□ 講師:静岡県立短期大学部准教授 松平千佳氏
□ 対象者:未受託里親(養育里親、専門里親、養子縁組里親)6名から8名程度

○乳児受託前養育実習

養育経験が少ない里親が乳児を受託する前に、乳児院等における養育実習を実施する。
□ 養育実習先:乳児院又は里親宅
□ 実習内容:子どもとの関わり方(食事・授乳、着脱、入浴、入眠介助、おむつ交換、遊び方等)
□ 実習時間:30時間
□ 対象者: 養育経験がなく初めて乳児を受託する里親 4名程度

○「安心感の輪」研修

アタッチメントに焦点づけた親子関係支援プログラム。分かり易い映像や図表を盛り込んだDVDを見ながら、子どもの欲求やそれへの対応についてグループワークを通じて考え、学ぶ。
□ 講師:静岡福祉大学 准教授 上野永子氏
□ 対象者:0歳から2歳までの乳幼児を養育する里親 8名程度
□ 開催回数:毎週1回2時間を連続6回開催

○CCP(キャリア・カウンセリング・プロジェクト)

※今年度 開催を見合わせ

子どもに自立するために必要な生活スキルや社会的スキルを習得させるだけではなく、心理学的な手法を用いて大人になる楽しさや喜びを感じながら自らの生き方や将来を思い描く体験を提供するとともに、自立に向けた里親子の関係改善にも働き掛けるプロジェクトを実施する。
□ 講師:静岡大学准教授 井出智博氏
□ 対象者:特別支援学級又は特別支援学校で学ぶ子ども及びその子どもを養育する里親 6組程度
□ 開催回数:毎月1回2時間を連続6回開催

○養育スキルアップ研修

  • 里親の養育技術及び里親相談員の支援技術の向上を目的として、テーマ別研修会を開催する。
①「真実告知」
②「ライフストーリーワーク」
③「子どもの権利ノート」
④「シェア・ミーティング」

3.相談・支援

○里親サロン

  • 市内3区のベテラン里親宅を会場に、里親が集い、里親の養育技術の向上を図るとともに、里親の精神的負担軽減を目的に、年6回開催

○ちびっこサロン(乳幼児の里親が子連れで集う)

  • 市内の公園や児童相談所プレイルームを会場に、里親・乳幼児里子・未受託里親や里親希望者が集い、養育についての情報交換や里子同士の交流を図るとともに、乳幼児特有の養育不安や精神的負担軽減を目的に、年6回開催

○合同サロン

  • 里親サロンとちびっこサロンの合同開催により、里親・里子同士の交流の促進や里親の精神的負担軽減を目的に、仲良くなろう合同サロン、夏のキャンプ、12月クリスマス会、正月遊び大会を児童相談所をはじめ、地域の施設等を会場に、年4回開催

○里親相談員による訪問支援事業

  • 11名のベテラン里親の相談員を配置し、里親への家庭訪問や養育相談等の実施

○職員による新規里親家庭等訪問支援事業

  • 職員は、委託前・委託直後の新規受託里親や養育が不安定になっている里親等を対象に、訪問等による養育相談や養育指導などの支援を行う。

○ショートルフラン事業実施のための調整

  • ショートルフラン(週末里親・季節里親)事業の実施に向け、受入れ里親や施設との間の調整

○養育援助事業

  • 養育中の里親に、里親で登録している援助者が家事援助や養育支援を実施

○レスパイト・ケアの取次ぎ

  • 子どもを養育している里親が一時的な休息のため、レスパイト・ケアを希望とする場合に、これを受け入れる里親と調整し、児童相談所へ連絡するとともに、申請書や実績報告書の取次ぎを行う。

○児童相談所との連携

  • 児童を委託する里親の選定や里親委託に関する処遇検討のための訪問や面接などに同行し、ケースワークに協力

○施設と里親との懇談会

  • 静岡ホーム及び静岡乳児院と里親との交流を図り、入所児童の里親利用の促進

○里親委託推進委員会の開催

  • 静岡市が設置する里親委託推進に係る協議機関の開催、運営等

○センター自主事業

(1)自立支援事業
①大学等修学支援奨学金給付事業
  • 子どもが高度な知識・技術の修得を目指し専門学校や大学等に修学したときに、その学費の負担を軽減するとともに、学習意欲を促進するため、奨学金等を給付する。
②社会的自立スタート援助事業
 ・里親委託の措置等解除又は、地方自治体が実施する委託契約が終了となった後、始まる社会生
  活を安定して営んでいけるよう、住まいの確保等の支援金の一部について助成する。
 ③里子自立相談援助事業
  ・措置解除後の元里子による各種相談援助、自立支援。
(2)里親支援強化事業
①フォスタリングチェンジ・プログラム研修会開催事業

  ※今年度 開催見合わせ

   ・トラウマやアタッチメントに問題を抱える子どもの行動を理解し、里親と里子のよりよい関係
    づくりを目指すため、英国で開発された里親トレーニングであるフォスタリングチェンジ・プ
    ログラム研修会をモデル的に開催する。